素材としてe.maxは透過性が高くジルコニアと比べ歯質の色調に近いです。どちらも前歯での治療の場合は、通常のセラミックを盛り足すとあまり変わらず、審美性の高さは、技工士による技量の差のほうが大きくなります。
e.maxは3本までのブリッジが限界で、それより長いスパンのブリッジはつくることができません。そのため、審美性の落ちるジルコニアを使用し、審美性が求められる前歯部などの部分のみ、従来型のセラミックを焼き付けてつくり、臼歯部はある程度審美性を妥協してつくります。
同じジルコニアという素材でも前歯部の出来は芸術作品と同じく形態や色調など個人の感性が発揮された上に出来上がるものです。超一流の技工士と一流、二流の技工士では、技工料金が数倍違います。おのずと、歯科医院でお支払される料金にも違いが出てしまいます。
e.maxはそのままの状態でも審美性が高く使用できるため、従来型セラミックの4倍の強度が保てますが、ジルコニアでは、審美性にやや問題があるため、そのまま使用されずに、従来型セラミックを表面に焼き付けることがありますが、焼き付けた部分の強度は、従来型(金属ベース)のものと変わらないので、強度は変わらず、歯ぎしりなどで欠けやすいままです。
咬み合わさる部分が、ジルコニアで咬み合わさる場合は、強度が10倍ほどあるため、歯ぎしりでもほぼ欠ける心配はなくなります。
プレス加工は、溶かして流し込む方法になりますが、CAD/CAMはスキャンして機械によりブロックを削りだします。精度は以前と比べるとはるかに良くなっているので実用性に耐えられるようになっており、オールセラミックの被せ物タイプでは、問題を感じなくなってきていますが、プレスにはかないません。
しかし、技工士さんの手間でいうと、プレスは、アナログ的作業になるため手間が従来どおりかかりますが、CAD/CAMでは、コンピューター上での操作で済むので、手間が少なく、安価にすることができます。
米国では、臼歯部はほとんどが手間の少ないCAD/CAMに移行しているようです。日本では、まだまだ、臼歯部でもプレスで作ってくれる技工士さんが多いので、助かっていますが、感覚が少し遅れているのかもしれません。強度も当然プレスする方が1割ほど強度が増すようです。
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